本日は、外壁や屋根を塗装するための下地処理
を施していきます。
まずは外壁のひび割れ補修をしていきましょう!
このようなやや大きめなひび割れが数箇所見受けられたので、
補修していきます。
一般にヘアークラック(髪の毛ほどの太さ)程度のひび割れなどは
機能的には特に問題(雨漏り等)はないといわれていますが、
0.5mm以上のひび割れなどは、しっかりと処理を
していきたいので、ここではVカット工法を行なっていきます。
グラインダーやカッターなどを使用して、あえてこのようにひび割れを広げて大きく
してしまいます。
こうすることで、シーリング剤の接地面積を上げて、よりひび割れ内部までシーリング剤を
注入していくためです。
プライマー(接着をよくするためのもの)を塗布した後
シーリングを注入していきます。
このようになりました。
しかしこのままでは、外壁がミミズ腫れのようになってしまうので、
後日乾燥後、廻りの外壁との模様合わせを行なっていきます。
仕上がりは又、後日掲載いたしますのでお楽しみに・・・
他のヘアークラックなどはすり込みにて補修していきます。
プライマー塗布後、シーリングを充填します。
指でならしていきます。
このままでは、ミミズ腫れのような跡になってしまうので・・
刷毛を使ってぼかしていきます。
これがかなり地道な作業なのですが、これをやるかやらないかで
仕上がりに大変な差が生まれますので、
私はがんばっております。
がんばれば、このように綺麗になります。
どこにひび割れがあったのか?
もう分らないですね。
ここまでやれば、外壁を仕上げた時、
ほとんど後が残りません。
ここは絶対に!
こだわりたいところです。
その他いろいろなところをシーリングいたしました。
私のシーリングへのこだわり。
私は外壁塗装をする際、特に気をつけているのが、水の流れです。
どういった角度で雨があたり、どのようなところに水が入るか?
そしてどのように流れ、どのように抜けていくのか?
を眉間に皺を寄せながら、常に考えながらシーリング処理をさせて
いただいております。
ただ塗装するだけなら簡単なことなのですが、
「この家を少しでも長く、綺麗に長持ちさせるため?」
そのことを考えると、私はやはりこの下地処理がどれだけ大事かを
考えさせられてしまいます。
少々こだわりすぎでは?
と思う時も多々ありますが、出来る限り・・
こだわりたいところであります。