T様邸宅の玄関ドアは木製であり、もともとは木目調のニス仕上げの玄関でしたがペンキにて塗りつぶしてしまっていましたので、以前のような木目調の玄関を復活させるべく、あえて剥離塗装を行ってまいりたいと思います。
塗装前の状態です。
茶色のペンキで塗りつぶしてあるので、木目などはすべて消えてしまっています。
まずは、このペンキを剥離剤を塗布していきながら落としていきます。
剥離作業
それでは剥離していきましょう。
刷毛で塗りながら・・
表面が剥離してきたところを見計らって・・
金ベラなどを使って数度繰り返しながら少しずつ剥がしていきます。
なんとかここまで落ちました。
一日乾燥後
研磨作業
続いて研磨作業で表面を磨いていきます。
細かいところは手作業で地道に削っていきます。
非常に手間の掛かる作業なのですが、この剥離塗装に於いて
この研磨がどこまでできるか?で
すべての仕上がりが決まってきます。
大抵ここで断念してしまいほどほどの仕上がりとなってしまうので
私はここでの作業にすべてを掛けて削っています。
ここでどれだけがんばれるか?
ですね・・
どうですか?
ここまでできれば上出来ですね。
着色作業
続いて色付けです。
との粉を使用し目止めをしていきながら色をのせていきます。
ウエスなどを利用しながら余分な塗料を拭きとっていき、
同時にムラを無くすよう全体的に刷り込んでいきます。
着色が完了いたしました。
基本的には裏の色に合わせます。
クリヤーを塗装していくことで、この染み込ませた色がボワッと昇ってきます。
どのように仕上がっていくのか楽しみですね・・
再び一日乾燥させます。
クリヤー塗装
木の傷みが酷い場合などは、サンディングシーラーなどを塗布して
更に磨きを掛けて行く場合もあるのですが、目止まりは良さそうなので
クリヤー塗装をしていきましょう。
場合によっては吹付けにて仕上げていく場合もあるのですが、
今回はあえて刷毛塗りにて仕上げていきたいと思います。
一気に色が昇ってきます。
私はこの瞬間がとても好きですね。
乾燥後、数回塗り重ねて仕上げていきます。
ここで一つこだわりたいと思います。
玄関に付いている取手などを磨いていきます。
せっかく玄関が綺麗になっても、この部分が劣化していると今ひとつパッとしません。
なので、私はこうした所も手を入れて仕上げていきます。
この部分はあえてラッカー系のクリヤーを塗布していきます。
密着性の部分と早く乾いていただかないとお客様が家に入れなくなってしまいますからね。
それでは完成です!
綺麗になりました~。
この木目がたまらないんですね~
取手もこのとおり綺麗なアンティーク調な仕上がりになりました。
やはり木目調の玄関ドアはいいですね。
私もしばらく見とれてしまいました。
「いのは」の塗装は お見積もりから施工まで、すべて店主の濱田
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店主 濱田