横浜市瀬谷区のO様邸本日より着工いたしました。
昨年お世話になりました、お客様のお隣様でございます。
昨年の工事中は色々とお心使いいただきましてありがとうございました。
そういったご縁の中で、この度ご依頼いただきました。
私の仕事を評価していただき、ご依頼いただきましたことに心より感謝いたします。
O様の大切なご自宅を誠意をもって施工させていただきますので
どうぞご安心くださいませ。
素敵なタイルがアクセントとなった素敵なデザインですね。
今回の色決めはこのタイルをいかしたデザインとなりますね。
それでは足場を架設していきましょう。
その前に、いくつか養生していきましょうね。
玄関のタイルを傷つけないようカバーしていきましょう。
玄関ドアもプラダンで養生していきます。
表札廻りもしっかりとガード・・・
エアコンの室外機の天板も板を敷いておきましょう。
実はこの板に一工夫してあります。
裏側に絨毯を貼り付けて傷がつかないようにしてあります。
それでは足場を仮設していきます。
・・・
・・・
・・・
足場が組み上がりました。
近隣にご迷惑をお掛けしないよう、メッシュシートでしっかり養生しましょうね。
それでは、後日高圧洗浄をおこないます。
本日は高圧洗浄を行ってまいります。
外壁がリシン吹き仕上げとなっておりますので
やや苔が付着しています。
やや圧力を強めにしてしっかりと落としていきましょう。
それではまずは、屋根からですね。
洗浄前の状態です。
全体に薄っすらと苔などが付着していますので、しっかり落としていきましょう。
洗浄ガンを近づけながら、少しずつ丁寧に洗浄していきます。
洗浄後の写真です。
コケ類がしっかり落ちましたね。
続いて外壁を洗浄していきます。
綺麗に落ちました。
雨樋の中も綺麗にしていきましょう。
網戸や・・
サッシのレールも綺麗に・・
土間や・・
玄関タイル
駐車場も綺麗にしていきましょう。
このように・・
外壁や屋根以外のところも、出来る限り洗えるところは洗っていきます。
塗装だけではなく、常に家全体のことを考えて施工していきたいですね。
次回より養生作業には入ります。
本日は外壁の養生を行ってまいります。
それでは、養生作業に入る前に
外壁に付属している器具などを外していきましょう。
エアコンのカバーを外していきましょう。
一手間はかかりますが、こうして外すことで、外したところもしっかりと塗装できますね。
外壁に釘で打ち付けてある、集水桝がありました。
ちょっと気になるので、外してみましょう。
やはり付け根のところが劣化していましたね。
後日しっかりとシーリングしておきましょう。
こうすることで裏側もしっかり塗装できます。
それでは養生作業には入ります。
外壁の角にこのようなタイルが貼られていますので
養生していきましょう。
玄関前は、滑らないようにノンスリップ式のビニールで養生していきます。
玄関ドアは開閉出来るように養生していきます。
床廻りもしっかりと・・
下回りもブルーシートなどを廻すことで、近隣への飛散を防ぎます。
養生作業というのは本当に手間が掛かりますが、この作業にどれだけ
時間と手間を掛けられるか? が・・
プロだと私は考えております。
面倒くさがって、おろそかにしてしまうと、後々掃除が増えたり
廻りを汚してしまったりとより大変なこととなってしまいます。
また、もう一つこだわるならば・・
ただ汚さないために養生ではなく、サッシの取り合いのラインなど
をはみ出さず、また出来るだけまっすぐに線引きすることでより美しい仕上がりと
なります。
本日は軒天及び破風板の下塗り及び中塗り
を行なっていきましょう。
O様邸の軒天破風板は外壁と同じ吹付け仕上げとなっているため
外壁と同じように、フィラーの下塗りを行なっていきます。
破風板の奥は刷毛などで塗布していきます。
破風板は外壁と同じようにマスチック工法にて厚塗していきます。
詳しくは外壁の際にご説明いたしますね。
乾燥後、中塗りを塗布していきます。
本日は軒天及び破風板の仕上げを
行ないます。
先日中塗りが完了しておりますので、本日は仕上げを行ってまいります。
軒天を仕上げていきましょう。
続いて破風板も仕上げていきます。
続いて屋根塗装の下塗りを行なっていきます。
2液型のエポキシ樹脂を塗布していきます。
丁寧に塗布していきましょう。
縦の目地などは刷毛を用いて塗布していきます。
写真では分かりづらいかもしれませんが、何となく艷やかになっていますね。
塗布前の状態はこんな感じです。
シーラーが完了いたしました。
タスペーサー装着
タスペーサーとは
縦の目地 横の隙間
通常屋根というのは,写真で解るとおり
縦の目地と横の隙間があります。
塗装により塗膜をつけることで、この隙間が
埋まってしまい、逆に雨漏りや湿気による野路板(屋根そのものの板)
を腐らせてしまうといった、問題が多く発生いたしました。
なぜ、雨漏りにつながってしまうかといいますと、縦の目地というのは
塗装では比較的埋まりにくいのですが、横の隙間が埋まりやすいため
縦の目地から入り込んだ水が、本来なら横の隙間から流れていくのですが
ここで流れることができずに、逆流していってしまい、雨漏りを起こすのです。
また、中途半端に埋まり、隙間が小さくなることで、毛細管現象が発生し
水が逆流していくとも考えられています。
そこで私は、この隙間を確保するために写真のような、ポリカーボ製の
タスペーサーというクサビを入れています。
この状態で塗ってしまうと完全に塞がってしまうため、タスペーサーを入れていきます。
隙間が確保されたのがわかりますね。
縦の目地に対して左右に入れていきます。
こうすることで、塗装をしても、適度に隙間が確保され
従来の通気や水の流れを確保することができるのです。
少し手間の掛かる作業ですが、これは非常に大切な作業の一つ
であります。
隙間が確保されたのがわかりますね。
本日は屋根の中塗りを行なっていきましょう。
O様邸の既存の色は濃いグレー系の色だったのですが、
今回は外壁もオレンジ系の爽やかな色合いとなるため、雰囲気を少し変えて
赤味のあるブラウン系の色で塗装いたします。
仕上がりが楽しみですね・・
目地の部分は刷毛塗りにて塗布していきます。
続いて棟押さえの釘打ちを行なっていきましょう。
釘が浮いてきている個所がありましたので
打ち込んでいきます。
そして・・
毎度お馴染みの釘頭のシール打ちですね。
こうしてお団子上にシーリングを盛り付けることで
再び釘が浮いてくるのを防ぐことが できます。
少々手間の掛かる作業なのですが、私はこだわり続けております。
本日より外壁の塗装には入ります。
O様邸の外壁塗装は厚塗り工法(マスチック工法)と
なります。
マスチック工法とは・・
通常の平塗り工法ではなく
マスチックローラー(多孔質ローラー)といった特殊なローラーを
使用し厚塗り工法を行なっていきます。
平塗り工法 マスチック工法
写真のようにこれだけの厚みが違います。
こうすることにより、より、ひび割れに対する追従性を確保します。
それでは塗装を行っていきましょう。
まずは、材料を撒き・・
横に転がし、ムラを切ります。
縦にならして仕上げていきます。
これで仕上がりです。
簡単そうには見えますが、これが意外と難しくかなり技術を必要とします。
ローラー工法の基本がしっかりとしていて、尚且つ、スピード無ければ
すぐに乾いてしまいムラとなってしまいます。
① 基本的なローラーの操作
② スピード
③ 一瞬でムラを見る目
④ 塗料が乾燥していく時間を、感じる感覚
以上が備わっていて初めて仕上げることができるのです。
特に④の感覚は理屈ではないので、この部分はかなりの経験を要します。
下塗りが完了いたしました。
綺麗な真っ白になりましたね。
本日は外壁の中塗り~仕上げと
行なっていきます。
それでは中塗りしていきましょう。
中塗りが完了いたしました。
乾燥後仕上げを行なっていきます。
それでは仕上げていきましょう。
綺麗なオレンジ系の色合いなので、仕上がりが楽しみですね。
既存の色よりもやや明るくなると思います。
正面のタイルとの風合いがとても素敵になりますね。
本日は屋根の仕上げを行ないつつ
各所部分塗装を行なっていきましょう。
中塗りの状態です。
それでは、仕上げを行なっていきましょう。
しっかりと塗布していきます。
半分から上が仕上がった状態ですね。
仕上がりです。
綺麗な色になりましたね。
本日は各種部分塗装を行なってまいります。
部分塗装の色はすべて私が調合いたします。
最近ではメーカーに依頼して調合することが多いようですが
やはりその家にあったその家の色というのは、やはりその場で調合しないと
いい色が出来ないんですね。
外壁の色や全体的な雰囲気を見ながら、ちょっとした色の具合を
調整していきます。
軒裏換気口や・・
霧除けのトタン・・
雨樋も綺麗になりますね。
本日足場を解体し工事完了いたします。
素敵なお家になりました。
下の写真が施工前の写真なのです。
写真だと少し分かりづらいですが、実際の色は塗装前よりもずいぶん明るく
なっていると思います。
今回塗装をするにあたって大きな違いは・・
まず、雨樋などの付帯部分をブラウン系の色合いに仕上げたところでしょうか。
このブラウンもあまり濃くしないで、かなり薄めのブラウンとなっております。
サッシの枠とうまく調和するよう、仕上げてみましたです。
あとは、ちらりと見える屋根でしょうか・・
既存の色はダークグレー系の色だったのですが、アクセントを加えるため
思い切ってワインレッド?のような赤に仕上げました。
こうすることで、かなり雰囲気が変わりましたね。
タイルと雨樋の色のコントラストがとても素敵ですね。
昔は出来るだけ雨樋は目立たせないようなどと、考える習慣がありましたが
私は雨樋というのは、むしろその家にとっての帯のようなものだと考えていますので
この色合いについては、非常にこだわっております。
ちょっと濃くしたり 薄くしたり 赤っぽかったり 黄色っぽかったり
するだけで、その家の雰囲気というのは全然違ったものとなってしまうからですね。
屋根もすっかり変わりました。
工事中はいろいろと車の移動などお気遣いいただきまして
ありがとうございました。
今後経過を見ていく中で、何か不具合などございましたら
どうぞ遠慮なくお気軽にご連絡くださいませ。
O様ご家族のご多幸をお祈りいたします。
ありがとうございました。