本日は部分塗装個所や屋根の下地処理をおこなっていきます。
屋根の下地処理をおこなっていきます。
棟押さえのトタンを軽く目荒らししていきます。
釘が浮いている箇所がありましたので
打ち込んでいきます。
トタンの釘が再び浮いてくるのを少しでも
抑えていきたいので、シーリングを盛り付けていきます。
これで大丈夫ですね(^^♪
続いてタスペーサーを入れていきます。
タスペーサーとは
縦の目地 横の隙間
通常屋根というのは,写真で解るとおり
縦の目地と横の隙間があります。
塗装により塗膜をつけることで、この隙間が
埋まってしまい、逆に雨漏りや湿気による野路板(屋根そのものの板)
を腐らせてしまうといった、問題が多く発生いたしました。
なぜ、雨漏りにつながってしまうかといいますと、縦の目地というのは
塗装では比較的埋まりにくいのですが、横の隙間が埋まりやすいため
縦の目地から入り込んだ水が、本来なら横の隙間から流れていくのですが
ここで流れることができずに、逆流していってしまい、雨漏りを起こすのです。
また、中途半端に埋まり、隙間が小さくなることで、毛細管現象が発生し
水が逆流していくとも考えられています。
そこで私は、この隙間を確保するために写真のような、ポリカーボ製の
タスペーサーというクサビを入れています。
この状態で塗ってしまうと完全に塞がってしまうため、タスペーサーを入れていきます。
隙間が確保されたのがわかりますね。
縦の目地に対して左右に入れていきます。
こうすることで、塗装をしても、適度に隙間が確保され
従来の通気や水の流れを確保することができるのです。
少し手間の掛かる作業ですが、これは非常に大切な作業の一つ
であります。
屋根の下地処理は終了です。
続いて破風板などを処理していきます。
シーリング部分の劣化があるので
悪いところは、撤去して打ち換えておきます。
本日の作業は以上です
次回は屋根塗装にはいっていきます。
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