洗浄も終わり、本日は外壁及び
屋根の下地処理を行ないます。
まずは、屋根から点検していきましょう。
所々このように棟押さえの釘が浮いてきてしまっているので
釘打ちしていきます。
釘がはいりました。
棟押さえというのは、長年風などの影響あり、揺すられて
いるうちに少しずつ釘が浮いてきてしまうのですね。
その為このように打ち込んだとしても、また再び浮いてきて
しまうことが考えられるので、私はその釘の頭にシーリング材を
お団子状に盛り付けて再び浮かないようにしています。
このような感じですね。
この上から塗装することで、再び釘が浮いてくることが
ないと私は信じております。
しかしこの作業・・
100ヶ所以上あるので、少々手間が掛かります・・
しかし・・とても大切なことだと考えておりますので
私は手間は惜しみません。
また今回のH様邸は高台にあり、非常に風のアタリが
強い場所なので、1つの棟に数か所ビス打ちを追加
しておきました。
また屋根本体の瓦はよく手入れされていることもあり
割れなどもほとんどなく状態は良い方ですね。
棟の継ぎ目もシーリングしていきます。
この部分も、本来はトタンどうしが中でカネオリになっていますので、
基本的には、水が入り込むことはないのですが、「より安心」ということで
シーリングしておきました。
続いて外壁の下地処理を行ってまいります。
外壁も特に大きなひび割れもなく状態は良いですね。
ただ枠廻りなどに小さな日々が多々見られましたので、
シーリング処理をしていきましょう。
写真では分かりづらいですが、このようにヒビが入っている
ところが多々あります。
正直なところ・・
この程度のヒビは塗料などで埋まってしまいますので
それほど心配はないのですが、「より良く」といったところで
シーリングしていきます。
プライマー(シーリング材をより密着させるためのもの)
を塗布して・・
シーリング材を充填していき・・
ならしていきます。
こういったエアコンのホース廻りも実は要注意ですね。
換気口廻りも・・
その他細かいところも気づくところはシーリングしておきましたです。
夕方・・
お客様とお話をしていましたら
「すぐに塗りだすのかと思っていましたよ~ 色々とあるんですね・・」
とおっしゃっていました。
そうなんですね・・
ただ塗ってしまえば解らないこともたくさんあるのですが
こういった下地処理が実は非常に大切なことなんですね。
「いつになったら塗るんですか?」
とよく言われます(笑)
こうした少々手間の掛かる作業なのですが、こうしたことが私の塗装人生の中で
日々大切さを増してきております。
ということで・・
本日の作業は終了いたします。